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追善供養とは?何をすればいい?

1.追善供養とは?

2.追善供養の方法とは?

3.まとめ

1.追善供養とは?

追善供養とは、亡くなった方の冥福を祈り、善を積む仏教用語のことを指します。

故人様の為に善を積むことで、より良い世界へ生まれ変われる後押しになるとともに、追善供養を行った自身の徳を積むことにもなると言われています。

この考え方は、仏教独自の思想のため、神道やキリスト教の場合は追善供養という考え方はありません。

また同じ仏教でも浄土真宗では、人は亡くなるとすぐに成仏できる『往生即成仏』という考え方の為、故人様の冥福を祈るという意味での追善供養は行われません。

2.追善供養の方法とは?

追善供養の代表的な方法としては、以下の方法が挙げられます。

  • 忌日法要

忌日法要とは、故人様が亡くなった日から7日毎に行われる法要のことです。

初七日法要や四十九日法要などがこれに当たります。

初七日法要についてはこちら

忌日法要についてはこちら

49日法要についてはこちら

  • 年忌法要

年忌法要とは、故人様が亡くなった日に合わせて三と七の付く年に行われる法要のことです。

一周忌法要や三回忌法要などがこれに当たります。

年忌法要についてはこちら

併修・合斎についてはこちら

  • お墓参りや日々の仏壇への供養

日頃のお墓参りや毎日の仏壇へのお供えも追善供養となります。

お墓に花を生けて掃除をしたり、仏壇へご飯やお茶をお供えしたりすることはもちろん、故人様を想って手を合わせるだけでも追善供養になるといわれています。

遠方に住んでいるという場合は、帰省の際にお線香をあげたり、お土産をお供えするようにするとよいでしょう。

  • 菩薩行

菩薩行とは、菩提寺の掃除を行ったり、菩提寺の行事に参加することを指します。また、行事に参加することだけでなく、菩提寺への寄付も含まれます。

上記の他にも、周りの困っている人を助けるなどの普段から善い行いえをしたり、お盆やお彼岸などにご先祖様に感謝を伝えたりすることも故人様の為に善を積むことができる方法の一つといえます。

3.まとめ

追善供養とは、故人様の冥福を祈り、善を積む供養のことです。宗派や地域によってその方法は様々ですが、共通していることは故人様を想う気持ちが大切であるということです。

また、自身の善い行いはいつか回りまわって自身に戻ってくるともいわれており、日頃から善い行いをするように心がけるようにしましょう。

桶幸アーバングループでは追善法要のお手伝いを随時承っております。追善法要に関してのご質問やご相談等がございましたら、いつでもお問い合わせくださいませ。

  • 浄土真宗では追善供養を行わない?
  • 浄土真宗では、亡くなった方はすぐに成仏するという考え方から、故人様の冥福を祈る追善供養は行われないことがほとんどです。しかし、故人様やご本尊に対して感謝を伝えるために法要等を行うことはあります。
  • 回向(えこう)との違いは?
  • 回向とは、自分で積んできた善い行いを他の人へ回すことを指します。追善供養は故人様のために行う善行ですが、回向は故人様に限らず善行を回す範囲が広いと言えます。
  • 祥月命日しょうつきめいにちと月命日の違いは?
  • 祥月命日とは故人様が亡くなった月日である年一回の日を指し、月命日とは、故人様が亡くなった日である月一回の日のことを指します。年忌法要などは祥月命日を基準に行うのが一般的です。