
1.余命宣告とは?
2.家族が余命宣告された場合はどうしたらいい?
3.まとめ
1.余命宣告とは?
余命とは、その人があとどれくらいの期間生きることができるかを示す目安のことです。
ただし余命とされる期間は、 同じ治療を受けた同じ病気の方の集団の内の半数が生存し、半数の方が亡くなるまでの期間を示す『生存中央値』 を基に予想した期間となります。つまり真ん中の数値を基に予想しているため、その人の寿命を決定しているものではなく、その期間は必ず生きられるというわけでも、その期間後に必ず亡くなるというわけでもありません。
余命宣告は、通常医師から患者もしくは患者の身内に対して余命を伝えることを指しますが、命に係わる病状でない限りは行われません。
2.家族が余命宣告された場合はどうしたらいい?
余命宣告はご家族にとってもショックなことだとは思いますが、余命宣告されたご本人が一番辛いことでしょう。励ましたいという気持ちはわかりますが、軽率な励ましはかえって傷つけてしまう可能性がありますので注意が必要です。
大切なのは、余命宣告された方の気持ちを最優先に考えることです。
ご家族が余命宣告された場合に出来ることの具体例としては、以下のことがあげられます。
- 病気について理解する
ご家族や周りの方が病気について正しい理解をすることはとても重要です。
不明な点は医師に質問し、病気や治療について理解することでサポートもしやすくなるでしょう。
- 他の医師の意見を聞く
担当した医師以外の医師に病気や治療についての意見を聞くセカンドオピニオンを提案することもできます。
病院を変えるということではなく、あくまでも他の治療法や異なる意見を知り、選択肢や可能性を広げることを目的としています。
- 今後の方針を決める
余命宣告を受けた場合、今後の治療の方針を医師と相談して決めることが大切になります。病状や場合によってはご本人やご家族と一緒に決めることもあるでしょう。
『延命治療をする』のか『完治を目指す』のか『緩和ケアを行う』のか等、余命宣告されたご本人が今後どうしたいのかを伝えることが大切です。
- 残りの時間でやりたいことの整理
残りの時間でやりたいことや会いたい人等を整理してもらいましょう。
もしご本人が整理できない場合は、周りの人が聞いてまとめてあげるとよいでしょう。
実現可能なものや優先順位から実行し、病状等から実行可能か分からない場合は医師に確認しましょう。
- 保険内容の確認
生命保険に入っている場合は、内容の確認をしておきましょう。
加入している保険の適用の対象を確認しておくことが大切です。
また保険によっては、6か月以内の余命宣告を受けた場合に死亡保険金の一部または全部を受け取ることができる『リビングニーズ特約』を利用できる場合もあります。
- 家族や親戚等に伝える
余命宣告されたということを伝えるタイミングや範囲は慎重に考える必要があります。
必ず誰かに伝えなければいけないということはありませんので、余命宣告されたご本人の意志を最優先に考えるようにしましょう。
- 相続や遺言書の準備
余命宣告された方の死亡後のトラブルを避けるためにも財産の確認をしてもらいましょう。
伝えるタイミングには十分な注意が必要ですが、法的拘束力のある遺言書を作成してもらったほうが後々のトラブルは避けられるかもしれません。
- 葬儀の準備
もしもの場合の希望がある場合は聞いておきましょう。
直接聞くことができない場合はエンディングノート等を書いてもらうと良いでしょう。
3.まとめ
ご家族が余命宣告された場合、周りの方のサポートはご本人にとっても大きな支えになります。もし周りの方のみでは難しい場合には、専門家ややりたいことに応じたサービスを受けてみることもおすすめします。
また、どのようなことをする場合でも余命宣告された方自身の意見を尊重することが大切です。
ご本人もですが、ご家族や周りの方も抱え込み過ぎないよう残された時間を大切に過ごすようにしましょう。






